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4.主からの最初の派遣先である小樽の教会における懐かしい思い出(4)

小樽の教会の役員の一人に、M兄がいました。M兄は、私と同じ神学校卒の先輩で、以前には、北海道西部、積丹半島の北東側に位置する古平(ふるびら)町で、開拓伝道をされていましたが、その当時は、信徒として、謙遜に、主と小樽の教会に仕えていました。


 


現在は、札幌にある、ある教団の二つの教会の兼任牧師として奉仕をしています。


 


M兄は、当時、家業の魚屋に勤めておられ、日曜日を除いて、午前4時から午後1時まで仕事をしていました。


 


私は、その当時、独身でした。M兄が仕事を終えてから、一緒に伝道によく出かけていました。


 


ある時、M兄が、個人的に、小樽駅前で伝道していると、一人の男性が足を止めて聞いていたというのです。そして、話をよく聞くと、土管で寝泊まりしているホームレスの方であるということでした。 


 


それで、M兄から、「若木先生、この人と、しばらく一緒に生活してくれませんか」と、お願いをされたのです。


 


私は独身であったこともあり、平日の集会や、日曜日の礼拝にも出席されて、救いに導かれると良いと思って承諾しました。


 


そのようなわけで、私は、その方と一緒に共同生活をするようになったのです。その方は、私と一緒に食事を取り、集会にも出席されるようになったのです。そして、会堂の掃除なども協力して手伝ってくださっていました。


 


そのように、その方と良い関係にあった時、M兄から電話があったのです。


 


警察官から聞いた情報だと思われますが、「先生、そのホームレスの方は、強盗の前科があるので気を付けてください」という知らせでした。それで、私は、「はい、わかりました」と答えたのです。


 


ある日、その方に、「私と一緒に、買い物に行きましょう」と誘って、小樽駅前の駐車場に駐車しました。


 


その時、その方が、「先生、ちょっとトイレに行ってきます。すぐ戻ってきます」と言われたので、ずっと待っていましたが、10分経っても、20分経っても、30分経っても戻っては来なかったのです。


 


それで、私は、一旦、教会に戻ったのです。何か特別な用事でもあったのだろう。そのうちに、また、教会に戻ってくるだろうと思って待っていましたが、


 


それ以来、教会に二度と戻っては来られなかったのです。今思うと、私とM兄との電話の会話を聞いていたのではないかと思います。


 


そして、教会に戻ると、支払うべき書籍代として封筒の中に入れておいた4万円が盗まれて、無くなっていたのです。


 


そのことで、その方に、強盗の前科があったことを改めて思い知らされたのです。


 


パウロは、神の国の働き、福音宣教の働きをしている中で、Ⅱコリント11:26節で、苦難の一つの「盗賊の難」にあったと証ししています。


 


被害届を出しても、4万円のお金は戻ってくることはないだろうという思いと、また、その方と、しばらくの時ではありましたが、共同生活をしていたこともあり、その方に対する神様のあわれみの心が生じて、警察署には被害届を出すことはしませんでした。


 


そして、私は、その方を、さばくことをせず、赦すことを選択したのです。


 


そして、主に、このように祈ったのです。「主よ。その方に4万円を差し上げます。その方の生活の必要のために用いてください。


 


そして、あなたの前に罪を認め、悔い改めて、いつか、十字架と復活の主に立ち返って救われるようにしてください。そして、書籍代を盗まれて失った4万円をあなたが弁償してください。」と。


 


主は、この私の祈りに耳を傾けられて、聞いて下さり、最後の部分の祈りを、目に見える形で応えてくださったのです。


 


ある朝、札幌にあるОMFの宣教団体の事務の方から電話があったのです。


 


「若木先生、イタリアのミラノに在住されておられる元ОMFの宣教師から、匿名で、若木先生個人宛への指定献金が届いています。送金しますので、振込先を教えてください」と。


 


私は、今現在に至るまでの人生において、イタリアのミラノに行ったことはありませんし、その元ОMFの宣教師の方のことを聞いたこともありませんし、お会いしたこともありませんし、その方のお名前さえも知らないのです。


 


しかも、この元ОMFの宣教師の方からの指定献金は、この時の一回だけであったのです。


 


指定献金額は、幾らだったと思いますか。


 


そう、ぴったしの4万円だったのです。書籍代を盗まれて失った4万円を、主は、ものの見事に、この元ОMFの宣教師の方を通して、弁償してくださったのです。


 


ピリピ4:19節「また、私の神は、キリスト・イエスの栄光のうちにあるご自分の豊かさにしたがって、あなたがたの必要をすべて満たしてくださいます。」とのみことば通りのことが実際に起こったのです。


 


今一度祈ります。「主よ。後半の祈りに耳を傾けられて、聞いてくだり、即座に応えてくださいました。感謝します。


 


前半の祈りをも応えられているのでしょうか。すでに、応えられているのでしたら、感謝します。


 


もし、まだ、応えられていないのであれば、あなたの前に罪を認め、悔い改めて、十字架と復活の主、愛と赦しと恵みとあわれみの主に立ち返って救われるように、その方が生かされている地上生涯の間に、応えてください。主の御名によってお願いします。アーメン。」


 


ハレルヤ!

 
 
 

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